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サスティナビリティへの取り組み

当社は創業以来、着実に成長を重ねる寮事業と、お客さまに喜ばれるサービス提供により成長を加速したホテル事業を両輪として、順調に事業を拡大してまいりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでに経験したことのない厳しい試練を受けました。そうした中、お客さまおよびお取引先さまをはじめ、投資家並びに金融機関の皆さまの多大なるご支持とご支援、真摯にお客さま第一の精神で向き合った全スタッフの努力もあり、現在は回復の兆しが見え始めるまでになりました。

こうした厳しい試練を経験する中で、当社が様々なステークホルダーの皆さま方や社会から支えられていることを改めて痛感し、社会課題を解決するサスティナビリティこそが、当社の最も重要な経営課題であると位置付けるようになりました。そこで2022年4月、社長を委員長とする直轄組織「サスティナビリティ推進委員会」を発足させました。サスティナビリティ推進委員会では、当社のマテリアリティや関連ポリシー、具体的施策について協議、決定を行い、社会課題の解決に向けた取り組みを推進してまいります。

現在のところ、重要な社会的課題の1つである気候変動につきましては、2050年カーボンニュートラルを目標としたTCFDへの署名を行っております。また、ジェンダー平等の実現に向けては、性別にかかわらず活躍できる職場環境の整備を進めており、2022年3月末時点での女性正社員比率は48.0%、女性管理職比率は13.5%となっております。更に、当社の運営する学生寮におきましては、学生同士が刺激し合い、コミュニケーションを創出する「学びと育成の場」を目指し、RA(レジデント・アシスタント)プログラムを実施しており、寮内コミュニケーション活性化のための取り組みや、寮内イベントの企画・運営などの実践、RAプログラムを通じた寮生さまご自身のSDGs活動への参画を通じて、社会に出た際に役立つ能力や経験を身につけていただいております。

こうした活動は、様々な社会課題のリスクを低減させるのみならず、事業機会を広げるチャンスとしてもとらえております。更なる企業価値向上へ向け、現在策定中の新中期経営計画の中でも、レベルアップした取り組みを行っていく予定です。

共立メンテナンスという社名にある「共立」という言葉には、「お客さまと共に、社会と共に、そして応援してくださるすべての人々と共に立ち、世の中にしっかり存在する」という意味が込められています。また、「メンテナンス」には、「人々の人生に寄り添い、『ヒューマンメンテナンス』を通して社会と共に生計を維持する」という意味が込められています。

今回の新型コロナウイルス感染症は当社に多くの試練をもたらしましたが、これを意識改革の好機ととらえ、社会から共立メンテナンスグループに求められる役割を今一度しっかりと見つめ直し、社会の一員として、社名にも込められた責任を果たし続けられるよう、経営に取り組んでまいります。

2023年3月

  • 代表取締役社長

中村 幸治